家族との時間を増やすことは大切です。前回の「接触回数と時間を多くする」では、ザイオンス効果(単純接触効果)により、親子の好感や信頼が高まることをお伝えしました。ですが、ただ顔を合わせるだけでは十分に活かしきれないこともあります。今回は、その時間の“質”を高めるヒントをご紹介します。
なぜ“質”が大切か
- ポジティブな対話・共感・承認は、子どもの自己肯定感と親への信頼を育てます。
- 接触が多くても、否定や無関心が続くとストレスや距離感を生むことがあります。
質を高めるための5つの工夫
- 聞き手として関わる:相槌だけで終わらせず、「それはどんな時に嬉しかった?」など感情に届く質問を。
- ポジティブな承認:結果だけでなく、過程や努力に対して「見ていたよ」「誇りに思うよ」と言葉で伝える。
- 共通体験をつくる:料理・工作・自然散策など五感を使う体験は記憶と会話のタネに。
- 小さなルーティン:朝の挨拶/寝る前の「今日のいいこと」共有で、安心できる時間を定着。
- テクノロジーを味方に:離れている時は写真や動画を見せ合い、感じたことを短く共有。
量と質のバランス早見表
| 項目 | 量を増やす | 質を高める |
|---|---|---|
| 子どもに見せる姿勢 | 顔を合わせる頻度を増やす/家で過ごす時間を確保 | 注意を向ける/話を遮らない/視線と相槌で傾聴 |
| 親の関わり方 | 一緒に過ごす時間帯を固定 | 感情を共有し、過程を承認する |
| 交流の内容 | 日常の出来事の共有 | 遊び・創作・未来の話など“ワクワク”の要素 |
明日からできるミニアクション
- 週1回30分の“ファミリータイム”:テレビやスマホをオフにして、嬉しかったことを一人ずつ共有。
- 食卓ルール:テーブル上にスマホを置かない。子どもが話したら、親も自分の経験や気持ちを短くシェア。
- 共同プロジェクト:ガーデニング・DIY・料理など、協力して何かを作り上げる体験を。
おわりに
接触の「回数」と「時間」を増やすことは大きな一歩。そこに“質”を意識した関わりを加えることで、子どもは安心感を育み、家族の絆はより強くなります。まずはできることから、小さく始めてみてください。
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